大学受験「倫理」勉強法 ④現代倫理の諸問題―倫理とはなにか―
さて、突然ですが倫理とはなんでしょうか?いままで説明してきたのは、今までどのようなことが考えられてきたのかという、思想の歴史でした。思想の歴史は歴史であって、倫理とは別物です。
例えば、絶滅寸前の動物がいるとします。
どうすれば絶滅しないようにできるか、あるいは絶滅したらどういう効果があるのか、これらは科学の領域です。
しかし人間には、単なる事実を超えた価値判断がついて回ります。すなわち、絶滅するのはいいことなのか、悪いことなのかということです。
言い換えれば、何が正義なのか?ということですね。
正義を求めるのが倫理の本質であり、大学受験倫理でももちろん問題となってきます。
なぜ思想家の歴史が倫理という科目で勉強されるのかといえば、思想家が、あるいは人間が求めてきた真理とは、端的にいって正義のことだったからなのです。
ではどのようなものが現代倫理の問題となるでしょうか?
典型的なのは、クローンの問題です。
クローンで人間の複製をつくることは、倫理的に許容されるか?という問題。
科学はこの問題に答えを出すことはできません。
なにかクローンで人間を作るといったときに感じる違和感があります。
この違和感の招待はいったいなんなのか?ということです。
様々な学説がありますが、大学受験レベルの倫理では、この問題に答えを与えることは到底不可能で、センター試験の選択肢も、「慎重な判断が必要とされる」といったような、断言を避けたものいいになっていることが多いですね。
ですから、あまり問題として難しいことはありません。何が問題とされているか、知っておくだけで十分でしょう。
分野は、「青年期」について、「アイデンティティ」について、「無意識」について、「家族制度」について、「ジェンダー」について、「生命倫理」について、「環境倫理」について、にわけることができます。
無意識、生命倫理、環境倫理については知識を問われるのでよく学習しておく必要があります。
参考書で理解、過去問で演習、参考書に戻って理解という流れがいいでしょう。
典型的なのは環境問題と臓器移植問題でしょうか。
このへんを教科書で確認して、国際会議の順番や決まったこと等を暗記していけば、とくに難しいことはないでしょう。














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