大学受験「地学」勉強法 ⑧天文

大学受験「地学」勉強法   ⑧天文

 この分野では、恒星の性質に関連した問題や、様々な法則(ケプラーの法則やハッブルの法則など)を用いた計算問題がよく出題されています。

 とは言っても、それらの法則を標準的な数値に当てはめる問題が多いので、難問奇問の類はありません。

 基本的な公式や法則の使い方さえマスターすれば、それで十分に対応が可能な問題ばかりです。

 天文分野はまだまだ解明されていることが少なく、明らかになっているわずかの真理の中から問題を作成するしかないので、毎年似たような問題になるのはもはや必然と言えるでしょう。

 恒星に関する問題では、恒星のスペクトル型やHR図の読み取り方を正しく理解しましょう。

 恒星の色はその表面温度によって左右されると考えられており、その分類をスペクトル型と呼びます。

 星の色は、表面温度が高い順に、青、白、黄、赤と分類されます。

 それぞれの型を順にアルファベットで、O(青)、B(青白)、A(白)、F(黄白)、G(黄)、K(橙)、M(赤)と分類したものがスペクトル型です。

 この分類は様々な覚え方がありますが、一般的にはアルファベット順に、「お・ば・あ・ふ・ぐ・か・む(おばあさんがフグを噛む)」と覚えると良いでしょう。

 そしてこのスペクトル型を横軸に、星の明るさを表わした絶対等級を縦軸に示したグラフが、HR図(ヘルツシュプルング・ラッセル図)です。

 この図に関連した問題は頻出なので、実際に問題文に図が示されていない場合でも、余白に自力で作成できるようにしておくことをお勧めします。

 ちなみに、この図の中では太陽は「スペクトル型G、絶対等級4.8」の位置にあります。

 これがわかるだけで他の恒星の明るさや色を大まかにイメージすることができるので、覚えておきましょう。

  センター試験の「地学」は、総じてどの分野も出題範囲が狭く、作問者も「見たことのない問題」を作成するのに頭を抱えています。

 これはつまり、「地学」の試験で出会う「見たことのない問題」も、一見すると見たことがないだけで、考え方や元になる原則は毎年ほとんど変わらないということです。

 それで、「地学」の問題を解くにあたっては、問題文を隅から隅まで注意深く熟読する習慣を身に付けてください。

 問題文を一目見た瞬間にその問題の難易度を判断するのではなく、その問題に隠されている「基本的な考え方」を見抜く訓練を積んでください。

 そうすれば、過去に出題された問題がただ表現を変えて再び出題されていることに気付くかもしれません。

 また、どのような試験でも言えることですが、自分にとっての目標点数を定めるのは良いことです。

 志望する大学のセンターランクを正しく把握し、その点数を取ることに全力を注ぎましょう。

 センター試験本番では、緊張や他の要素により全ての問題についてじっくりと解く時間はおそらくないでしょう。

 全ての問題に納得のいくまで時間をかけることはできないと判断したなら、割り切りも必要です。

 80点が目標なら、「20点分は落とせる」と考えましょう。

 少し考えても正解が出そうにない問題は後回しにし、確実に解ける問題を何度も見直すほうが、目標達成には近道です。

 100点を目指してすべての問題に全力で取り組もうとすると、それだけ見直す時間が無くなり逆にミスも増えます。

 それよりは、試験時間いっぱいを80点分の問題を解くために用いるというのも、受験を勝ち抜く賢い作戦です。

 センター試験の問題は、比較的時間がかかる問題でも10秒で解ける基本的な問題でも配点はほとんど変わりません。

 確実に解ける問題を何度も見直すことにより、「得点を増やす」のではなく「減点を減らす」ことを目指しましょう。

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