大学受験「地学」勉強法 ⑦大気・海洋
この分野では、気象の変化の特徴や海水の循環に関する問題が頻繁に出題されています。
これに関連し、最近ニュースなどでも話題となっているフェーン現象やエルニーニョ現象について、その特徴や原因を正確に理解しておきましょう。
天気図や海水の温度の分布図などたくさんの図も出てきます。
細かな数値は覚える必要はありませんが、教科書や参考書を読む段階で、それぞれの図の読み取り方を理解しておきましょう。
教科書や参考書で天気図が出て来たなら、季節ごとの特徴を覚えると良いでしょう。
例えば、日本を中心に西に高気圧、東に低気圧、そして等圧線が日本列島を南北に横切っている天気図は、冬の天気図の特徴です(西高東低)。
一方で、西から順に低気圧と高気圧が交互に移動しながら通過している天気図は春の天気図の特徴です。
日本を東西に停滞前線が覆う天気図は梅雨の天気図であり、南に大きな高気圧が張り出し、北に低気圧が構える天気図は、夏の天気図の特徴です(南高北低)。
天気図を見た瞬間に季節がわかるようになるぐらいまで、天気図を読み込む訓練をしましょう。
海水の循環に関する問題では、地球上のどの部分でどのような塩分濃度の違いが生じているかを正確に把握しておきましょう。
この分野でも、やはり機械的に暗記するのではなく理屈で覚えることをお勧めします。
海水の塩分濃度は平均して35‰(パーミル:千分率。10‰=1%)ですが、当然地域によっては若干の差があります。
赤道付近の海では、気温が高いため水分がより多く蒸発し、その分塩分濃度は上がります。
一方で亜寒帯の地域では海氷が溶けて海水が薄まり、塩分濃度は下がります。
このように考えると、スコールが頻繁に降る地域や河川が海に注ぐ地域では、塩分濃度は低いということになります。
地球上で起こっている現象にはすべて理屈があります。ただ「暗記」するのではなく、常識的に考えて「理解」するようにすれば、どのような問題にも対応できる柔軟性を身に着けることができるでしょう。














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