大学受験「物理」勉強法 ⑥物理の問題の解き方の基本

大学受験「物理」勉強法 ⑥物理の問題の解き方の基本

 物理では,ある物理量を別の物理量から計算して導出するタイプの問題が多く出題されます.

 このタイプは数学の問題に似ていますが,三角関数やベクトルを除いて,そのほとんどが小学~中学レベルの計算問題です.

 数値代入問題もあれば文字式の形で答えるものもありますが,共通して大事なことは,問題中に書かれているなど分かっている量と,分かっていない量をきちんと把握することです.

 分かっていない量については,公式を1回使えば導出できる量や分かっている量から計算してすぐに導出できる量と,分かっていない量も用いて導出するものに分類します.

 こうすることで,自ずと計算する順番が見えてきます.

 あれもこれも分からないとパニックに陥りやすいですが,分かっていないものを淡々と順番に導出していくことで,焦りを抑えることができます.

 始めは完答できなくても構いませんので,解答や解説を読まずにどこまで解けるのか,また,解けなかったところはどうして解けなかったのかを意識しましょう.

 これを繰り返すうちに,問題を解くことに慣れてきます.

 ところで,物理の計算自体は小学~中学レベルがほとんどだと述べました.

 しかも「~を…について解く」というタイプの計算が大半です.

 物理が苦手な人は,この計算が苦手な人が多いのです.

 「ある文字について解く」ということは,他の文字のみでできている項を移項したり両辺に同じ量をかけたり割ったりを機械的にするだけです.

 確かに面倒な計算もありますが,我慢強く解けば誰でも正解にたどり着けるものなのです.

 解くのが面倒であるからこそ,受験生をふるい分ける問題として出題しやすいとも言えます.

 最初は時間がかかってもよいので,途中式を端折らずに丁寧に計算し,「ある文字について解く」ということに慣れるようにしましょう.

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