大学受験「物理」勉強法 ⑤公式は暗記しながら理解
上述の微積分と同様に,物理で公式を覚えることについても議論があります.
確かに,公式を覚えても使えなければ意味がありません.
しかし,答えが公式そのままの形になるということもありますので,覚えていたおかげで助かることもあります.
受験の物理では,まず公式を覚えることから入るという考え方もあります.
ところで,覚えなければいけない公式の数はどの程度でしょうか.
例えば力学の範囲(熱力学を除く)では,センター試験に出題される問題の範囲で覚えなければいけない公式は,ベクトルや三角関数など数学で学習するものを除けばたかだか20個弱程度です.
しかも一部の公式は他の公式から導出することができます.
難関大学レベルでは,センター試験の範囲を含めておよそ倍の30個強になりますが,これらのうち運動方程式の基本のF=maなど,問題を解けば特に意識しなくても覚えられる式も多く含まれています.
また,等速直線運動のx=x0+vtなどは中学の理科の範囲ですので,式として習ってはいなくても既に学んだことをただ式にしただけです.
このように,覚えなければいけない公式の数はあまり多くありませんので,力学,電磁気学など一つの分野を学習し終えるたびに,その分野で出てきた公式まとめの表を自分で作成して,すぐに出てこないものについては暗記してしまうというのは受験の物理のためには非常に有効です.
法則や公式は,せっかくですから,問題の中でどう使われているかを意識してみましょう.
暗記することに苦手意識がある人は,公式や法則が出てきたらすぐに,それらを使う類題を多く解くようにします.
このときの問題レベルは簡単なものでよく,問題の長さも短いもので構いません.
ただの数値代入問題でもよいでしょう.
また,解く際には必ず,使った公式や法則を見えるところに書いていくようにしましょう.
公式や法則を毎回書いて,書いたそばからすぐ使う,ということを繰り返すことで,既視感が生まれ,だんだんと覚えられるようになります.
これは物理のすべての分野に共通して言えることです.














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