大学受験「物理」勉強法 ④受験の物理で微積分は必要か
受験の物理について,微積分を使った解き方を学ぶべきか否か,という議論を耳にすることがあります.
こういう議論に参加するのは物理にある程度自信がある人が多いことから,どちらかというと微積分を使うべきだ,と考える人が少し多いように見受けられます.
しかしながら,実際に問題を解いてみると分かることですが,微積分を使わなくても全ての問題が解けるようになっています.
受験のための物理では,微積分を使っても使わなくても,解法の優劣は全くありません.
確かに物理の成り立ちを考えると,物理と微積分は切っても切れない関係にあります.
例えば力学では,瞬間の速度は位置の時間微分であり,加速度は速度の時間微分です.
速度の時間変化がv = f(t)のように時間の関数として与えられていれば,初期位置x0を与えた上でf(t)をtで積分すれば位置が分かるのです.
この考え方を学ぶと,公式にいろいろな値を代入しなくても答えが出せるようになります.
一方で,微積分を使わない解法では,「~を用いて…と表される」と具体的に答えるために,微分や積分を使って抽象的に解くよりも直接的な説明になっていて分かり易いということもメリットもあります.
受験の物理は大学に合格するために解くわけですから,いくら微積分を使っても,解き方になじめず得点が上がらないようでは意味がありません.
そこで,数学で微積分をすでに習っている人は,微積分を使った物理の解法になじめるかどうかで決めてよいでしょう.
また,まだ微積分を習っていないという人は,まずは微積分を使わない解法である程度問題を解けるようにしておき,微積分を習った後に微積分を用いた解法を眺めてみてから考えればよいでしょう.
前述のように,パターンで解法を覚えてしまうこともできますので,自分の感性を大事にするとよいと思います.














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