化学で出題される計算は,ただの四則演算
理論化学で多くの生徒がつまずきやすいのは,物質量や濃度を始めとする計算です.
一見複雑に見える化学の計算ですが,実はそのほとんどが小学校の算数レベルの四則演算です.
ですから,慌てなければ誰でも正しい答えを導くことが出来るのです.
答えにたどり着くまでの計算量が多いだけと考えましょう.
計算問題をただ闇雲に解いてとにかくパターンに慣れる,という方法もありますが,この方法では総合的な問題の中でいきなり計算問題が出たときに時間配分などで戸惑うかも知れません.
そこで,計算問題に取り組む際には,答えが出るまでにしなければならない計算量が,たとえばノートに書いたときに何行くらいになるのか,といった必要計算量の予想を立てましょう.
そして,解き終わった後に実際の計算量がどうだったかを確認して,自分の計算量の予測が正しかったのかどうかを知り,自分の計算スピードを把握しましょう.
化学の計算が苦手という人は,まずは計算量が少ない問題から始めて,確実に正答することに集中するとよいでしょう.
高度な応用に見える問題でも,基本問題の組み合わせに過ぎないこともあります.
基本的な計算を確実に取れる能力というのは,化学の計算では非常に大きな武器になります.
基本的な計算に慣れてきたら,少し計算量の多い問題に取り組んでいきます.
問題を読むときに,(1) 問題で答えるべき量は何か (2) 計算に必要な値が分かっているものは何か,(3) 答えを出すのに必要なのにわからない値は何か,の3点を考えるようにします.
まずは,答えを出すのに必要なのにわからない値のうち,今わかっている値から計算できる量を一つでも良いので自分で計算してみましょう.
答えが出たら,もう一度,答えるべき量,分かっている量,分からない量を整理します.
この繰り返しで,たいていの問題を解くことが出来るのです.
途中で(2)と(3)がよくわからなくなり,ついて行けない場合には,解説に沿って答案と同じ答えになるように,手を動かして実際に計算を追跡することから始めてみましょう.














PAGE TOP