8 理解度の話

理解度の話

 さて、先ほどは集中力の話をしました。
続いては、それに引き続いて、学力を上げる方法として、理解度の話をしていきます。
ここでいきなり理解度と言われても何のことだか分からないかもしれませんが、ここで言う理解度とは、暗記をする際に、どのくらい記憶に残ることができたのかという指標の一つとなります。
例えばこうです。
A君は英語の単語帳をじーっと見て覚えようとしていました。
それに対してB君は、英単語を見ながらそれをノートに書き写して覚えようとしていました。
C君はノートを取ることに加え、文字を隠すことのできるシートを使って、途中までを隠しては、頭の中で思い浮かべてチェックし、ノートに書き込んでいくという手法を取ったとしましょう。
さて、一回で一番覚えることができたのはこの3人のうちの誰でしょう。
はい、それはもちろんC君ですね。
これは、字を書くという行為、頭の中にその単語が出てくるまで思い浮かべるという2つの行為が記憶の定着の仕方に影響を与えているということなんです。
ですので、できる限り、このように記憶が定着するような方法で勉強を行うことが非常に重要となります。

 ただ、注意してほしいのは、一つにあまり時間をかけすぎると、逆に効率が悪くなってしまうことです。
例えば先ほどの3人にさらにD君がいたとしましょう。
几帳面なD君は暗記のためにきれいなノートを作成し、シートで隠すためにテキストの覚えたい部分を赤で、他の部分も同様に黒で丁寧に書き写したとしましょう。
そしてシートで隠して勉強したと。
もちろん書いている間に覚えることができることもあるでしょう。
しかし、無駄が多すぎると、逆に効率が悪くなってしまうことに注意してください。
大体、書き写すという行為は、コピー機を使えば一瞬で終わってしまいます。
使えるものは最大限に利用して、出来る限り効率を上げていってください。

 そして、基本的にはこの復習回数、集中力、理解度の3つが高ければ高いほど、記憶が定着するスピードも速くなっていくということになります。ですので、ただ単に暗記を行うだけではなく、この部分をしっかりと考えてもらえれば、成績は飛躍的に上昇することとなりでしょう。

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