ここまで、復習がいかに大切なのかという話を行ってきましたが、ここから、それに加えることで、さらに成績向上を加速させるような方法の話をしていきます。
それは集中力です。
とにかくこの集中力の違いで、成績向上のスピードが2倍にも3倍にも向上していきます。
これは例えば単に暗記をするときにも大きな効果を発揮します。
集中力が散漫な状態で、100の英単語をノートに書きながら覚えようとしたとしましょう。
このとき、書いては気を取られ、書いては気を取られという形では、おそらく10語程度か、それ以下しか覚えることができないでしょう。
これが、集中力がしっかりと発揮され、他のものに目が移らないような状態であれば、
覚えることのできる単語は20語、30語と飛躍的に増加していき、さらには残りの書いたけれども覚えることのできなかった単語も、学校の授業やテストなどで同じ単語を見た際に、何かをきっかけとして「あっ」と気づくことができるでしょう。
これも、集中力が散漫な状態で暗記したのであれば、気づくことも無く、もう一度同じとことろから勉強していくこととなるでしょう。
さて、このような高い集中力がすばらしいことはお分かりだと思いますが、では、どのようにしてこの集中力を高めていくのかということが非常に重要となります。
いろいろな方法があるとは思いますが、集中力の一番の敵はずばり、眠気です。
集中力を高めるためには、まずは眠気と戦わなければなりません。
ですので、この眠気がどこから生まれてくるのかを少し考えましょう。
眠気は、睡眠時間が十分に確保出来ていなかったり、不規則な生活をしているような際に強くなっていく傾向があります。例えば前日に夜遅くまで、ゲームやインターネットや本を読んだりしていて、翌日の世界史の授業で、どんなに頑張って聞こうとしても、頭がボーッとして、いつの間にか眠りに落ちているということはなかったでしょうか。
こんなときに、なんとか手をペンでさしたり、顔をパチパチたたいて、眠気に対抗しようとしても、おそらく眠ってしまうでしょう。
たとえもし、ここで乗り切れたとしても、次のリーディングの時間にはコックリコックリと頭で船をこいでいるようなことは間違いないでしょう。
眠気が襲ってくるのは何も授業のときばかりではありません。
何よりも集中しなければならない自習の時間、つまりは復習の時間にも眠気という大敵が存在しています。
単語を5回書いては眠気と闘う、というような状態では覚えられるものも覚えられるはずありませんよね。
これは単純に生活リズムが狂っているからなのです。
ではこの対策をするためにはどううすればよいのかと言いますと、もう、寝ることしかありません。
しっかりと寝ることで、日中の集中力も高まり、よりよい効果が出てきます。
それでも、2時、3時まで勉強しなければ成績は上がらない、そんなに寝ているようじゃ絶対に合格なんかできないんだ、と夜更かししている人がいるかも知れません。
ですが、はっきりと言いましょう。それは間違いです。
先ほどから集中力の話をしていましたが、勉強中の集中力があがること以外にも睡眠時間をしっかりと取ることによって生まれる効果はあります。
それは暗記の定着です。
人間の脳は眠っている間に記憶の整理をしているそうです。
ということは、しっかりと眠らないと、記憶は整理されることはなく、定着することもないという状態になってしまいます。
こうなっては意味がありません。
睡眠時間を削っている人は、この貴重な定着時間をどぶに捨てているようなものです。
ですから睡眠時間はしっかりと取りましょう。
少なくとも6〜7時間、また、人間は7時間後から7時間半くらいの時間の睡眠が、最も深いそうです。ですので、しっかりと7時間半の睡眠を取ってしまいましょう。
その方が、夜3時までだらだらと勉強して、短い睡眠時間のせいで、日中にぼーっとしてしまうことも少なくなることでしょうし、勉強の効率もあがっていくことでしょう。
しかし、ここで気をつけてほしいのは、自分は集中してやるから、勉強時間が2時間でも、そこで5倍の集中力を発揮すれば構わないと思ってしまう人が出てくることです。
その考え方で、一日10時間も眠ってしまっていると、逆効果になってしまいます。
眠りすぎることもよくありません。
眠りすぎると、日中も頭がぼーっとした状態になってしまい、集中力が低下してしまいますし、さらに勉強時間も減っていきます。
実際に2時間で5倍集中するなんてことは絵空事で、そんなことをしようとしても、きっと集中することはできませんし、逆に貴重な勉強時間を削ってしまうおちになるだけです。
集中力を高めるため、記憶の効率を良くするためにも、睡眠時間は不可欠となります。
ただ、適度な時間を取ることをとにかく頭に入れてください。勉強の効率を上げるには、つまりはいずれ来る試験において合格点を取るには、短すぎず、長すぎず、適当な睡眠時間を確保することが意外なほど重要になってくるのです。
また、まだ他にも集中力を高める方法はあります。
それは雑念を払うことです。
たとえば自分の部屋で勉強していて、ちらっと目に入ったマンガが気になり始め、いつの間にか読みふけってしまっていたということはないでしょうか。
あるいは、勉強している時に限って部屋の中のちょっとした汚れが気になって、気づいたら朝まで掃除してしまったなんて話もよく耳にします。
これは、部屋の中に誘惑という名の雑念が紛れ込んでしまっていたためにおこってしまったのです。
この誘惑は、自宅で行っているときには、様々な形であなたを襲ってきます。
テレビで、パソコンで、集中しているときのおいしそうなご飯のにおいも、誘惑の一つですね。
こういった誘惑に負けないためのも、現在の誘惑のある環境を抜け出すということは、集中力アップにつながります。
例えば、塾や学校の自習スペースに行ったり、図書館で勉強を行ってみてはどうでしょう。
そういった場所ではもちろん誘惑はありませんし、さらに隣の人が懸命に勉強しているのを見れば、自ずと集中力も高まってくることでしょう。
こういった場所に身を置くことで、この集中力の途切れを止めることができます。
また、音楽を流すということもよく使われる集中力を上げる方法の一つです。
一言で音楽と言っても、さまざまな分野の音楽がありますが。
基本的には声の入っていないものがよいでしょう。
こっちの方が乗ってくるからといって、ロックの音楽を聴きながら勉強していては、一向に集中することはできません。
ノリノリになっているのは勉強では無く、音楽にノリノリになっているだけでしょう。
おすすめなのはクラシックやジャズ、実際に勉強に集中出来るCDなんてのもきっといいでしょう。
また、集中力を上げるために必要なことに、「休憩」があります。
時間がないんだから休憩何かしている場合ではないと思われるかもしれませんが、人間の集中力には限界がありますし、あんまり同じことをだらだらとやっていても効果があまりありません。
そんなときには休憩を挟んでみてください。
きっと集中力が増すことでしょう。2時間半ぶっ通しで勉強して後半集中力が切れてしまっているよりも、1時間集中して勉強して30分休憩し、また1時間集中して勉強する、といった勉強スケジュールの方が、圧倒的に効率が良く、頭に定着する記憶はずっと多くなってくるはずです。
特に初めうちはそんなに長く勉強することはできないでしょう。
そんなときは10分勉強して、また10分と、勉強時間を細かく区切って、やってみてください。
そして、その10分間を集中することができたら、次は20分、30分、1時間・・・と増やしていってください。
そのうち、大学の講義と一緒である90分間をしっかりと解くことができるようになることでしょう。
人間の集中力の限界はおよそ90分と言われているので、それよりも長く集中できるようになる必要はありません。
90分続けて集中して勉強したら、しっかりと休憩を取ってリラックスして、次の勉強時間には良い状態で臨めるようにしましょう。
休憩を取ることが結果につながると考えてください。



















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