大学受験「現代社会」勉強法 ③出題形式と出題分野

大学受験「現代社会」勉強法 ③出題形式と出題分野

 センター試験に向けての学習を始める際、まずはセンター試験の出題形式を知ることは大切です。

 なぜならセンター試験の「現代社会」は、学校の定期テスト(中間テストや期末テスト)とはかなり異なる形式の問題が出題されるからです。

 大抵の学校の定期テストは知識を問う問題が多く、問題に当てはまる「語句」を答えさせる形式が主流です。

 しかしセンター試験の問題はマーク式のため、ポイントとなる語句をただ答えさせるという形式の問題は出題されません。

 センター試験の「現代社会」は、8~9割が「正誤判定問題」です。

 これは、ある特定のテーマに対する4つの説明文の中から正しいもの(誤ったもの)を選ぶという形式の問題です。

 このような問題を解くためには、ポイントとなる語句の定義だけではなく、その語句の深い意味や歴史、時代背景、他との違いなども総合的に理解しなくてはなりません。

 例えば、学校の定期テストであれば、「病気、けが、失業などの生活上の問題について、生活を安定させるために国家が社会サービスを給付する制度を何というか」という問題に対して「社会保障」と答えさせる、いわゆる「語句を問う」形式の問題が多いことでしょう。

 しかしセンター試験では、このような問題はありません。

 同じ「社会保障」というテーマでも、さらに深い理解と幅広い分野の知識が求められます。

 過去のセンター試験では、「『社会保障』に関して、日本の状況に関する記述として最も適当なものを一つ選べ」という問題に、「20歳になれば、学生であっても国民年金に加入する義務がある」という説明を選ばせる問題が出題されました。

 この説明文だけを見ると正しい説明であることは理解できますが、問題文には、どれも正しい説明のように思える他の3つの選択肢があり、正しいものを選ぶにはそのテーマのかなり深い正確な理解が求められるということがわかります。

 また、この問題の場合、国民年金への加入は20歳からという知識はあっても、学生にも例外なく適用されるのかという面でも正しく理解していなければ迷いが生じてしまうでしょう。

 重要語句の定義をただ暗記しているだけでは、高得点は望めないというわけです。

 このことは、「現代社会」の他の分野でも同じです。この科目ではたくさんの哲学者が登場します。

 例えば、「社会契約論」を著したのはルソーであることを多くの受験生は知っていますが、「ルソーといえば社会契約論」という覚え方は良い覚え方ではありません。

 「社会契約論」とは単にルソーが政治哲学の分野で著した有名な著作なだけであり、この人物を語るのには十分ではありません。

 ルソーは政治哲学の分野だけでなく、教育哲学や言語哲学の分野で、また作家や作曲家としても活躍した総合的な学者です。

 これらすべての情報に通じていなければ、正誤判定問題で正しく正誤を判断することはできないでしょう。

 それゆえセンター試験で高得点を狙うためには、ある特定のテーマに関して様々な角度からの総合的な理解が求められるのです センター試験の「現代社会」は、ここ数年同じ分野からの出題が数多くあり、対策を立てやすい科目です。

 例年、「政治経済」分野から6割ほど、「青年期」から2割ほど、そして過去数年間に話題になった時事的な事柄から数問が出題されるという傾向があります。とりわけ「青年期」からの出題は毎年の定番となっており、この分野での苦手を作らないことが高得点を取るポイントと言えるでしょう。大問は全部で6つで、それぞれに設問が5~8つあるのが最近の傾向です。

 大問一つ一つにはリード文(あるテーマについて総合的に述べた700字程度の文章)があり、その文中に出て来る一つ一つの言葉に対する理解を問うという形式となっています。

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