大学受験「現代社会」勉強法 ⑤学習のポイント
たくさん勉強しているのになかなか得点に結びつかない子もいれば、短時間の勉強でも得点に結びつく子もいます。
これら二つのタイプの大きな違いの一つは、行なっていることが「作業」か「勉強」かという点です。
机に向かっている時間は長くても、それが「勉強」ではなく「作業」となってしまうなら、それは決して得点には結びつきません。
何となく問題集をし、何となく答え合わせをし、正解したところには丸を付け、間違えたところには赤で模範解答を書く。
これで終わってしまえば、これは「勉強」ではなく単なる「作業」です。机に向かっているとはいっても、考えることをしていないので、何かを学んでいることにはなりません。
問題集を「作業」として解いている人は、仮にその問題集で解いた問題がそのまま試験で出題されたとしても、頭には何も残っておらず、得点には結びつかないのです。
一方、よく考えて解き、答え合わせの後は解説をよく読み、正解したところは本当に自分の解釈で合っていたのか、間違えたところはなぜ間違えたのか、完全に理解するまで一問一問に時間をかけるなら、学んだことは必ず身に付くでしょう。
それゆえ、正誤判定問題を解くにあたっては、全ての選択肢について自分なりの解釈を考えて解くようにしましょう。
当てずっぽうで解くという「作業」になることのないようにすることが大切です。
与えられた選択肢の、正しい答え以外の問題についても自分なりの解釈を考えることには、他にも利点があります。
正誤判定問題というのは大きく分けて2種類あります。「適当なものを選べ」か「適当でないものを選べ」という2種類です。
こう考えると、「適当なものを選べ」という問題で正解でなかった選択肢が、「適当でないものを選べ」という他の問題で正解の選択肢として取り上げられることがあるかもしれません。
それゆえ、練習を積む段階では、全ての選択肢に関して時間をかけてじっくり考えることは賢明なことなのです。
この科目では時事的な問題が取り上げられるため、常に新聞やテレビのニュースをチェックし、大きく取り上げられている話題を確認しておくことも大切です。
特に、ここ4、5年ほど継続して取り上げられている時事問題は細かくチェックしましょう。
数年間継続して話題になるということは、それだけ社会的な関心も高く、影響力が大きい話題だということだからです。
センター試験が作成される時期ははっきりとは言えませんが、少なくともセンター試験の行なわれる直前の半年間で新しく起きた時事的な問題に関しては、出題されることはないでしょう。
対策問題集や過去の問題を解いていると、資料や統計を分析するという種類の問題が出てきます。
この種の問題は大抵、資料や統計を注意深く観察すると正解を導き出せる場合が多いので、グラフの細かな数値などは暗記する必要はありません。この種の問題の場合もやはり出題形式は正誤判定式です。
イメージとしては、「次のグラフと資料を見て、その説明として正しいものを一つ選べ」という問題に対し、「AはBの2倍である」「BはCの半分である」「CとDは同じである」「AよりDの方が多い」といった4つの選択肢から正しいものを選ばせるという具合です。グラフと資料を注意深く観察すれば解ける問題が多く、ここはケアレスミスを防ぐことを第一に練習を積みましょう。














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