大学受験「地理」勉強法 ④出題の傾向と対策 センター試験
センター試験の地理の問題は大部分が「系統地理」の分野に属するものです。
ここ数年、大問6つのうち「地誌」は1つだけで、出題傾向は変化していません。
唯一出題される「地誌」の部分も、「系統地理」の知識で応用できる部分があり、「地誌」」の幅広い理解が求められることはあまりありません。
このように考えると、受験勉強をする際、センター試験でどれほどの点数を狙うのかということをあらかじめ決めておいた方が良いということになります。
「系統地理」の学習を真剣に行なえば、それだけで8割は得点できるようになるでしょう。
しかし、そこから9割に持っていくためにはかなり学習範囲を広げなければなりません。
志望する大学の求めている点数がどれほどかを正しく把握した上で、割り切りも入試には必要です。
8割を9割にするために時間と労力をたくさん費やすより、そのぶん英語や数学や国語といったメインとなる科目の勉強に時間と労力をあてるほうが得策だという場合もあります。
センター試験の地理は何が何でも100点を目指すような科目ではなく、合格ラインを突破すれば良いと割り切ることも受験を勝ち抜くための賢い作戦です。
センター試験の「地理」では、他の地域と比較させる問題が数多く出題されます。
例えば、「次の4つのグラフは、世界の4つの都市の気温と降水量のグラフである。
この中から東京に該当するグラフを選べ」という問題であれば、東京の気温や降水量の特徴を細かく暗記していなければ解けないでしょう。
しかしセンター試験の場合は、比較できる対象が問題文であらかじめ示されている場合が多いので、比較的解きやすいといえます。
「次の4つのグラフは、東京、パリ、上海、ロサンゼルスの気温と降水量のグラフである。この中から東京に該当するグラフを選べ」という具合です。
それで、データや統計を丸暗記しようとするのではなく、他の地域との違いをいつも意識して学習することが、センター試験で高得点をとるための秘訣だといえるでしょう。
また、センター試験ではよく正誤問題が出題されます。
これは、「以下の4つの説明文のうち、適当なもの(適当でないもの)を一つ選びなさい」という問題です。
この種の問題を解く際、文の一部分だけを見て正誤を判定しようとする受験生が多く、しっかりと理解しているものの点数には結びつかないという状況が多く生じています。
正誤問題にチャレンジする際、文の全体をよく読みこむ訓練をしてください。
答えとなるのは1つだけですが、答えを見つけるだけで満足せず、すべての選択肢について、「なぜ正しいのか、なぜ間違っているのか」を考えながら解いてください。
すべての選択肢を熟考し、納得した上で答えを選択するようにしてください。
そうすれば、正誤問題の出題者の意図、誤りを作り出す傾向が見えてくるでしょう。














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