大学受験「地理」勉強法 ③分野別:地誌
「系統地理」の学習が終わったなら、今度は「地誌」を学習します。後ほど述べますが、「地誌」の分野を細かく学習する必要があるのは限られた受験生だけといえるかもしれません。
「系統地理」で世界の大まかな自然環境の特徴が理解できたなら、「地誌」の学習はスムーズに進められると思います。
「系統地理」のときと同じように「地誌」をテーマとする参考書を準備し、今度はヨーロッパやアフリカといった地域ごとの白地図を用意すると良いでしょう。
参考書と白地図の使い方は、「系統地理」の部分で述べた方法と同じです。
地域ごとに詳しく学ぶ際、必ず「系統地理」で理解した事柄と結びつけて学習するようにしましょう。
「地誌」の部分では、細かな都市名やその地域特有の産業などが取り上げられます。
地理は暗記科目ではないとは言うものの、最低限の暗記はやはり必要です。
それぞれの地域の情報を地図に書き込み、場所をイメージしながら覚えていきましょう。
これは「系統地理」の学習でも言えることですが、効率よく暗記するポイントは、「思い出す」ということです。
どのようなテストでも、それは大抵、「覚えたことを思い出して答案用紙に書く」という作業です。
それで、日頃から「覚える」という作業と「思い出す」作業をセットで行なうことが大切です。
この点で、「段階的間隔想起法」という暗記法をお勧めします。
これは、学習したことを、少しの間隔をあけて再び思い出してみるという暗記法です。
参考書を1ページ学習しそれらを地図に記入したら、すべてを裏返して、たった今理解できたことを思い出してみます。
そのページで学習したことを自分の言葉でブツブツ声に出して言ってみてください。
「この地域はこのような気候だったな。その理由はこうで、そのためにこのような産業が盛んになり、人口分布はこうなっていたな。」という具合です。
そうすると、たった今学習したはずなのに頭に入っていないことが意外に多いことに気づきます。
人間の記憶は、時間と共に急激に下がっていきます。
記憶が完全になくなってしまう前に段階的に何度か思い出す時間を取れば、記憶をつなぐことができ、それを繰り返すうちにその情報がしっかりと頭に刻み込まれます。
1ページが終わるごとに思い出す作業をし、その日の学習が終わるごとに学んだことをすべてもう一度思い出してみます。
1週間のうち1日は、直前の1週間で学んだことをすべて思い出す日を設けるのも良いでしょう。
そのようにして、忘れ切る前に記憶をつないでいくことが効率の良い暗記のポイントです。
「暗記する」という作業と「思い出す」作業はどちらも大切です。この2つの作業に同じぐらいの時間をかけてください。














PAGE TOP