大学受験「日本史」勉強法 ⑤毛細血管のめぐらせ方 〜思い切ったメリハリを!!〜

5.毛細血管のめぐらせ方 〜思い切ったメリハリを!!〜

 前項で述べたように、動脈ができたら次は毛細血管を形成します。

 いわゆる難関大を目指される方はここまではまだ準備運動にすらなっていません。

 センターだけという方もようやく土俵に上がった段階でしょう。

 大変なのはここからです。

 そりゃ細かい知識までたくさん知っていれば知っているだけいいとは思いますが、初めからそこを目指すべきではありません。

 大事なのは思い切ったメリハリです。

 以下具体的に述べます。

 教科書や参考書はなるべく2色刷りのものを使用してください(本文は黒、重要部分は赤など)。

 そうでなければ重要部分が太字になっていたり、自体が変えてあったりするものが良いでしょう。

 そしてまずは赤字・太字だけを集中的に覚えます。

 細かいところは思い切って全部無視です!

 「この天皇の時は何があって、それにより何が変わって、最終的にはこんな制度ができた。」

 ぐらいな感じでまずはAランク(最重要、頻出)と思われる事項から覚えていき、それより細かいBランクの事項はAランクが覚えられるまで手を出さないこと。

 あらゆる事項を一度に入れようとすると一気に覚えようとするために情報量が多すぎ、消化不良になり、結局確かな知識は何も無いといった状態が生じてきます。不確かな知識は試験の現場においてはむしろ有害です。

 10の不正確な知識より、1の正確な知識が合否を分けるのです。

 つまり「毛細血管」のなかにもさらに「太い・細い」の区別があるということです。

 試験で聞かれるのは「動脈」プラス「太い毛細血管」が大部分です。

 非常に細かい極細毛細血管クラスの事項で勝負(合否)が決まることはほとんどありません。

 どうせみんなできないから大丈夫だ、と割り切ってしまっていいと思います。

 何せ覚えるべき量はAランク・Bランクの知識だけでも膨大なのですから、上手にメリハリをつけることが重要です。

 真面目な受験生ほど「あれも覚えなきゃ」「これも覚えなきゃ」と完璧主義に走ってしまいがちですが、手を抜くところは抜きましょう。試験もスポーツも勝者は得てして“クレバー”ですよ。  

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