大学受験「古文」勉強法 ⑥ストーリーの流れを意識する

5)ネタ出し⇒(前)フリ⇒オチ(結論)を意識する(=ストーリーの流れを意識する)

 お笑いのコント(漫才)は、お客さんに面白おかしく笑ってもらう寸劇(すんげき)です。

 そんなコントにも、お客さんを効果的に笑わせるためにロジカルな流れがあります。

 コントの中心話題となるネタを出し、最後のオチに結びつく「フリ」。

 そして最後に結論となるオチをつけます。

 さきほど、「ロジカルに問題を解く」ということをお伝えしました。

 受験国語の文章問題では、よく「起承転結」という 言葉が登場します。

 フリやオチの考え方はこれと同じです。

 ある一つの話題の中で、一つの主張をします(オチをつけます)。

 古文の最後の問題は、たいていがオチ(結論)に関する問題です。

 古文問題でストーリー理解のなかでも、最も理解しないと いけないのは、この結論です。

 オチです。

 受験時はオチを一番最後に理解する必要はかならずしもありません。

 一通り文章を 読んでみてオチが先に理解できれば、それもOKです。

 文章前半に対する問いを解答する(予測する)手助けにもなりえます。

 先ほど、古文は限られたトピックの中で作成されていることをお話しました。

 もしもわからない文法や事柄が出てきても、オチが正しく理解できていれば、途中のフリを予測することも可能です。

 思いを寄せる女性がいる⇒■■■⇒男性が勇気をもって歌を送る⇒返歌が返ってきて、付き合えたらいいけど付き合えないと言われる。

 なんとなく「■■■」の内容が予測できませんか?

 「フラれる」というオチに至るまでの内容です。

 話を盛り上げるために否定的な内容がきそうです。

 「怖くて告白できない」

 「女性の地位が男性よりも身分が低すぎる(高すぎる)」などなど。

 問題文章のストーリーの筋について問う問題については、フリやオチを意識すると解答を導きだしやすいです。

 東京大学の問題で あろうと早稲田大学の問題であろうと同じです。

 逆に悪い例は、問題それぞれを分割して考えしまうことです。

 問題一つ一つを全く違う種類のものだと考えてはいけません。

 ストーリーはあくまで一つの流れに結びついています。

 ストーリーの意図を理解しましょう。

 ですがここで一つ注意があります。

 それは「誰の意図を理解するのか」ということです。

 古文そのものを作成した人間はもうとっくにこの世にいません。

 ですから本当に作者が主張したかったことを100%完璧に理解する ことは難しいでしょう。

 では「誰に合わせて」ストーリーのオチやフリを意識するのか?

 それはあなたが受験する大学の 古文問題を作った人です。

 作品の作家の意図よりも、問題作成者の意図を意識しましょう。

 ここでいう意図とは、問題作成者の 作品解釈の仕方です。

 問題を作る方は、たいていがあなたの受験する大学の人間がかかわっています。

 あなたがこれから入学するかもしれない大学の 教授や助教授、そして大学入試の担当者の方々です。

 「うちの大学にはこういう力がある人に来てほしい」

 「うちの大学に来るなら これくらいの問題を解ける実力がほしい」というメッセージも込められています。

 問題作成者の意図を意識したオチを理解しましょう。

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