34 本番と模試

本番と模試
 さて、ここでたとえ話をしていきます。
例えば、一人の短距離の陸上部の100m選手がいたとしましょう。
彼は、部活の部長も務め、自身の持ちタイムも全国に行けるレベルのものであったとしましょう。
そんな彼の最後の引退試合、前日に食べた期限切れの牛乳があたって、本番では、思うように力を発揮出来ず、予選落ちしてしまいました。
 よく考えてください。
実はこの例は陸上の話に限ったことではありません。
陸上で絶対的に重要なことは本番のタイム、順位になります。
残酷なことにそれ以外のそれまでの彼の努力や、記録は全く加味されないのです。
本番でのただ一度の結果が、彼の全てとして評価されてしまうのです。

 受験でもそうです。
受験で絶対的なのは本番の点数、答案です。
前日に夜更かしをしてしまい、本番に、眠気で思ったように答案が書けなかったら、それは本人の責任になるのです。
これまでどれだけ頑張ってきたのか、どのくらい偏差値があったのかは全く関係がないのです。
 ではどうすればいいのか。
陸上でも練習試合があるように、受験にも練習試合があります。
いかに最後の本番で自分の実力を発揮出来るようにするかを考えて、一回一回の模試をただ「なぁなぁ」で受けるのではなく、集中して受験してください。
そうすれば、きっと本番でも思うようなけっかが出てくることでしょう。
仮に模擬試験で思うような結果が出なかった場合には、どうすれば実力を発揮できるのか考え、改善する必要があります。
模試で実力が出せないのに、何の対策もしないで本番の入試でたまたま実力が発揮されるのを期待するのはあまりにもリスキーです。
前日の睡眠時間や当日の朝食メニュー等、見直すべき点はいくらでもあります。

 ちなみに一流のアスリートは本番に自分の調子が最高潮になるようにコンディションを調整していくそうです。
できれば受験でも、本番のときがあなたの最大のピークになるように調整して、望んでください。
そのためには模試を本番さながらに意識し、コンディションの調整がうまくいったのかいかなったのかを調べる必要があるのです。
模擬だと思わずに、有効に活用しましょう。

 そうすれば、あのときにどうして……と後悔することもなくなるでしょう。
ここで頑張らなければいつ頑張るんだという意気込みで頑張ってください。

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