10 定期テストと本番の試験

定期テストと本番の試験

 さあ、ここまで、どんどん勉強法の話をしてきましたが、ここで知っておいてもらいたい知識があります。
さて、学校のテストと、入試本番では、大きく異なることは何になるでしょう?
 緊張感、難易度など・・・いろいろと出てくることだろうと思います。
ですが、この2つの場面の間には非常に大きな、そして受験生には是非とも知っておいてもらいたい違いがあります。
それは、「範囲の広さ」です。なんだ、入試の時の方がずっと広いんでしょう?
分かっているよという人がいるかもしれませんが、もちろん入試のときの方が単純に範囲が広いことのは確かです。
そして、この入学試験はこのように非常に広い範囲の分野から出題されるからこそ、長期間記憶を維持することが、非常に難しいこととなるのです。
 範囲が広いということは、それだけのことを学ばなければならず、また、それだけのことをすべて長期に記憶にするために、その部分を何度も何度も繰り返さなければならないこととなります。
 また、そうやって覚えたことも、試験本番になって忘れてしまっては元も子もないので、その部分そしっかりと定期的に復習することも不可欠となります。
 要するに、出題範囲の広さが高校のテストと本番では大きく違ってくる部分になります。
ただ、このように違いが分かりさえすれば、高校の試験のための勉強を本番の試験のための勉強と全く別物として分けるのではなく、統一することができるのかを考えることができます。

入学試験に使えるような長期記憶を身につけるために定期テストを利用してやるくらいの気持ちを持ってください。
定期試験で高得点を取ることはもちろん大事ですが、受験生が勉強しているのはあくまでも入学試験に合格するためです。
定期試験はその入試合格のために学校や塾の先生が用意してくれているだけのもので、極端に言うと入試とは全くの別物です。
繰り返しになりますが、目標を達成するには「自分で」勉強するというスタンスが何よりも大事です。
定期試験で高得点を取ることを目標にするのではなく、入学試験に合格するための勉強の一環として定期試験に臨めば、その結果自然と定期試験でも高い点数が取れると考えた方がいいでしょう。

 入試合格のために定期試験を利用するもっとも簡単な方法、それは、復習することです。
高校の定期テストは、範囲は狭いですね。
ただ、定期テストというだけあって、学校で行った授業の復習を定期的に復習する格好のチャンスなのです。
このチャンスを、テスト前だけしか覚えていないような記憶で、棒に振ってしまうのは非常にもったいないですね。
せっかくの復讐のチャンスは生かしたいものです。
では、具体的にどういったことを行えばよいのかといのでしょうか。
簡単です。
それはテストが終わったときに、そのテストの復習をすればいいのです。

 最初に覚えることが、すぐに忘れてしまう記憶になってしまうことは仕方がありません。
誰しも一度だけの勉強でずっと忘れない記憶を身につけるとはできません。
時間もありませんから。
もちろんできることなら長い間しっかりと覚えていられるような記憶にした方がよりよいということは確かですが。
 そしてここで、復習を行うことにより、学校の授業の復習を定期的に行えるようになるのです。
テストが終わって復習、答案が返ってきて復習、全体的な結果が返ってきて復習というような形で演習してもらえれば、きっとそのテストで出たことはもちろん、その間に勉強したこともまた、入試本番まで残っている力強い記憶となっていることでしょう。

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