1-6大学受験に向けての方向性

1-6大学受験に向けての方向性

 

学校の定期テストで得点できるようになる勉強法と、大学入試で得点できる勉強法は、根本的に異なります。

この本で示す「勉強法」は後者です。この本の読者の目的が、第一志望大学の入試問題で得点できるようになることだからです。

「勉強法」をさらに自分のものにし、有効にするためには、大きな動き、つまり、大学受験に向けての方向性が非常に重要です。その方向性が間違っていると、いくら効果的な勉強法で学習を続けているつもりでも、大学入試問題で得点できません。

 いったん立ち止まって、大学受験に向けての自分に必要な勉強法を考えてみることが重要なんです。

 「中学での成績を上げるための勉強や、高校入試に向けての勉強」と、「大学受験を前提とした高校での勉強」は全くちがう類のものです。

 それなのに、中学の時と同じような勉強方法で、中学の時の延長線上で勉強を続けている人がとても多いのです。

 とりわけ、中学での成績が優秀であればあるほど、皮肉なことにその傾向が強くなる。

 

 同時に、学校の先生の多くも、中学の時の延長線上の発想で授業をしていたり、テストを行なっていたりする場合が多いのです。

 それは、学校の先生が悪いというわけではなく、高校のカリキュラム、特に、公立高校自体が、たとえ進学校であっても「大学に合格にするための訓練の学校」ではないからで、高校というものがそういうところだからです。

 もちろん、大学入試を一般入試で考えていない場合などは、それはそれでいいのかもしれません。

 だた、大学受験を一般入試で受けようと思っている場合、現状を理解し、「他人のせい」にはできない現実を受け入れ、「目標に向けて自分は、どう動くか」を冷静に考えなければなりません。

 高校入試では、どこの学習塾に行こうと、学校のクラスメートそれぞれの間に学力差があっても、中三になれば「受験」の雰囲気になり、ほぼ全員が同じような目標に向かって勉強に励みました。

 定期テストで得点する。そして、高校入試問題で得点する。

 受験する高校のレベルは違っても、やることは皆、同じだったのです。

 どこの学習塾に行っても、中学時代はやっていることは大まかには同じでした。

 個別指導なのか、集団一斉授業なのか、家庭教師なのか・・・。じつは、あまり関係ないのです。どこに行っても、学習する教材や先生が教えていることは、アルバイト学生であれ、専門の先生であれ、わかりやすさや生徒に理解させる時間に多少の違いこそあれ、やっていることは、大きな視点でとらえると結局は同じだったのです。

 中学生の時は、学校でも塾でも、とにかく周りに合わせていれば、「自然と」高校入試に立ち向かうことができました。

 しかし、大学受験は違うのです。

 国公立大学や有名私立大学を目指す場合であっても、推薦なのか、一般入試なのかで対策は全く違ってきますし、受験科目も人によってバラバラです。

 周りの流れに乗って、大学入試に立ち向かうことはできないのです。

 

 もちろん、東京大学に百名以上も毎年合格者を出しているようなトップレベルの中高一貫私立校に通っていれば、周りの流れに乗っていれば、自然と「東大を受験する勉強法」を知り、実行し、合格への流れが形成されていくので、周りに合わせて、目の前のことを単に「努力」すれば合格に近づいていくのです。成績下位であっても「気づいたときには」、滑り止めの早慶レベルには合格できてしまうでしょう。

 しかし、こういった環境は例外です。

 

 あなたが、自分の住む地域のトップレベルの公立の進学高校に通っていても、目指す大学や、レベル、受験科目など必要なことはバラバラで、第一志望大学に自分が合格するためには、しっかりと自分の目標を自分で定めることが重要なのです。

 自分の目標をある程度明確にすることで、今、大学合格のために何をすべきか、あるいは、何をやめるべきかがはっきりとわかってくるのです。

 それは、自分から調べたり自分から動いたりしなければ、定まることはありません。

 

 ある程度のレベル以上の大学や難関大学に合格するためには、まずは、現状を冷静に受け入れなければなりません。

 「首都圏のトップレベル中高一貫進学校のように、自分の高校では、受験対策をやってくれない」とか、「地方に住んでいるので、近くに予備校がない」とか、「高校の授業がよくわからない」とか、嘆いてもだれも救ってくれません。

 どんな高校に通っていても、どんな地域に住んでいようと、現役高校生であろうと浪人生だろうと、大学受験・一般入試では試験当日の「得点だけ」で合否が決まるのです。

 現状を冷静に受け止め、受け入れ、「では、どうするか」を自分で考えるのです。

 

 自分でよく考えずに、すぐに他人に頼ってしまうのも考えものです。

 というのも、中学のクラスメートのほとんど誰もが受ける高校入試とは違って、高校では、進路に関してさまざまな選択肢があり、学校の先生や、親、先輩、あるいは、塾の先生、予備校のアドバイサーであっても、あなたにアドバイスできる内容は、自分自身の周辺のことに限られてしまうのです。

 しかしながら、アドバイスしてくれようとする人の多くは、自分のアドバイスが限られた範囲でのアドバイスであることをあまり意識せず、アドバイスすることになります。多くの大人は、自分の価値観を中心に生きていて、それを前提としてアドバイスする場合が多いからです。

場合によっては、無意識のうちに、相談しているあなたの立場からのアドバイスというよりも、自分に都合のいいようなアドバイスになってしまうことすらあるのです。

 そのため、相談内容があいまいなまま相談してしまうと、相談する相手によって視点が異なってしまい、あなたはますます混乱するだけでしょう。相談すればするほど、ますます何をすればいいかわからなくなってしまうのです。

 

 一方、色々な人からのアドバイスを受け、あなたに都合のいい部分だけ受け入れてしまったりすれば、あなたにとって、相談したことが意味がなかったというよりも、相談したことによってマイナスになってしまう場合すらあるのです。

 

あなたの目標が定まった上で、「補助的に」アドバイスを受けるのであれば、あなたにとって有益なアドバイスをしてもらえることができるかもしれません。

 あなた自身が、目標が定まらないまま、自分以外の人からあれこれアドバイスを受けても、かえって混乱するだけということをしっかりと認識しておきましょう。

 「いろいろな人に相談して、自分に都合のいい部分だけをかいつまんで従おう」

という姿勢では、何も得られることはないということも。

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