大学受験「漢文」勉強法 ⑯最後に

大学受験「漢文」勉強法 ⑯最後に

 漢文は、国語の苦手な人にとって鬼門といえる教科かもしれません。

 私たちは日常で漢字、ひらがな、カタカナ、英語を使って分を書くのに、漢字しかない漢文のような文は、とっつきにくく感じるでしょう。

 ですが、古文・現代文でもそうですが、文章を一通り読んで理解してから問題を解くよりも、元からある程度文章を知っている上で問題を解くのでは、問題を解くスピードも理解度も格段に違います。

 『論語』の原文を読むべきとはいいませんが、国語の史料集の漢文のページや、漢文から出来た四文字熟語や故事成語のページを見るなどして、出来るだけ漢文に触れる機会を増やしましょう。

 試験で出る漢文の問題は教訓を教えるものや、昔話のような説話が多いので、起承転結のある漢文は出典だけでなく元の文章を知っていると、とても試験で有利です。

 夏目漱石と正岡子は漢詩でやりとりをしたりしましたし、谷崎潤一郎や森鴎外を含めたくさんの文豪が漢詩・漢文に影響を受けました。

 つまり、漢文を読めばその思想に影響を受けた文豪が書いた文章の理解にも役立つでしょう。

 皆さんも知っている四時熟語に「温故知新」という言葉があります。

 この言葉は『論語』から来ています。孔子が師となる素質がある人は温故知新が出来る人だと言いました。

 何故我々が現代においても漢文を勉強するかというと、そこに先人の知恵と知識があるからです。

 漢文は私たちが思っている以上に身近で、役に立つ教科です。

 「温故知新」、この言葉を忘れずに切磋琢磨し、受験勉強を頑張ってください。    

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