高校の化学では何をどの順番で学ぶかを把握しよう
高校の化学は,中学校の理科が一応のベースになっています.
しかし,他の科目に比べて中学理科での履修内容との重複や,中学理科から直接発展する内容が少なく,高校の化学で新たに学ぶ内容が多くなっています.
そのため,高校の化学の勉強を始めたばかりの頃は,何をどんな順番で勉強していくのか,ということが把握しにくいように感じられます.
何を勉強するかわからないと,何をどのくらい勉強すると受験で通用する知識レベルまで到達できるのかということもわかりません.
そこで,まずは化学の教科書の目次をよく眺めて,何をどういう順番で学習していくのかをイメージしておきましょう.
化学学習の最初では,身の回りの化学に触れた後,まず物質とは何から出来ているのかという化学の根本に関わることを学び,その後に物質量や濃度の考え方を学びます.
このような基礎を勉強してようやく,化学のメインとも言うべき化学反応について学びます.
化学反応を学んだ後は,無機化合物,有機化合物についてそれぞれの特徴を学んでいきます.
化学学習の後半では,まず化学結合の種類や物質の三態,気体や溶液に関連した事項を学びます.
次に反応速度や化学平衡という考え方を学習し,一通り化学に関連する理論の学習が終わったところで,生活に関わる物質の特徴や,生物に関わる物質の特徴を学んでいきます.
こうして見ると,
- 化学を勉強する上で必要となる基礎的知識を学ぶ
- 基礎的知識が習得できたところで,反応について学ぶ
- 反応に関する必要知識が習得できたところで,物質や化合物の種類に分けて,さらに詳細に学ぶ
という一連の流れで学習が進んでいくことがわかります.
(1)(2)をまとめて理論化学と言い,(3)は無機化学と有機化学に大別されますが,たいていの高校では,理論→無機→有機の順で学習が進んでいくことと思います.
小学校や中学校でも,高校化学で取り扱う内容と似たことを学んでいますが,高校化学のような一連の流れではなく,「二酸化マンガンに過酸化水素を加えると酸素が発生する」などといった一つ一つの現象にまず着目して,その現象を学ぶ中で実験器具の扱い方を学んだり,物質の状態について学んだりしてきたことと思います.
これに対し高校化学では,一旦基礎的な知識を整理してから,個々の化合物に関する現象に着目していく,と考えると,高校の化学の勉強の流れの見通しが良くなります.














PAGE TOP