さて、先ほどはずっと覚えている記憶の話をしました。
これは、頭の中にしっかり入っていて、テストで答案に書けるような記憶ですよね。
これから、勉強における、復習の大切さの話をしていきます。
いま、皆さんの中には、学校や塾で受験勉強をしている方も多いと思います。
さて、もちろん目的は自分の行きたい中学、高校、大学の入学試験、あるいは他の試験に合格することですよね。
じゃあ、この試験に合格するために必要なことは何でしょう?
努力ややる気という答えが出るかもしれません。
もちろん正解です。
努力ややる気なしには成功はなしえません。
復習という答えがあるかもしれません。
これももちろんそれも正解なんですが。
単純に必要なことだったら、試験当日に、答案用紙を前にして、その用紙に覚えたことをその瞬間に書けるかどうかなんです。
ただそれだけです。
別にその間ずーっと予備校に行っていたとか、学校の授業は全部しっかり聞いていたとかは関係なく、ただ答案に正答を書けるかどうかなんですね。
ということは何が重要か。
それはずっと覚えている記憶、長期記憶なんです。
これを読んでいる皆さんの受験日程はいつでしょうか。
3ヶ月後か、6ヶ月後か、もしかしたら1年後という人もいるかもしれません。
そして大事なのは、今、例えば受験の6ヶ月前に勉強したことを、受験当日まで、覚えていなくてはならないことなのです。
第一志望大学合格のために求められているのは、勉強することではなく、「学んだことを試験の日に覚えていて得点できる」ことなのです。
よく考えたら、それは大変だ!と思った方もいるでしょう。
でも、もうちょっとよく考えてください。当日まで、あなたの「名前」を覚えていることは簡単ですよね。
他にも、「住所」や「電話番号」、「一番近くの駅名前」や「好きな人の名前」なんていうのも覚えていることは簡単です。
これは、もう、すでにそれがずっと覚えている記憶、長期記憶になっているからなんですね。これと同じことをすればいいのです。
なぜ、自分の名前を覚えているのか。
それは、幼い頃から、何度も何度も繰り返して覚えてきたからなんですね。
お父さんが呼ぶことで覚えて、お母さんが呼ぶこと覚えて、学校で先生に呼ばれて、ノートに書いたり、テストに書いたり、・・・何度も何度も繰り返してきたからなんです。
これがとっても大事なんです。
勉強した内容もこんな風にぱっと頭に浮かぶようになったら、テストがいかに簡単なものになるか、理解していただけると思います。
実は記憶をずっと覚えている記憶にするためには、このように繰り返し行うことが非常に大切なんです。
いままで覚えていることは大体、この繰り返すことによって覚えることができたんですね。
例えば、「犬」や「猫」という言葉だって、何度も何度も繰り返してきたから覚えることができたんです。
よく考えてみてください。
「犬」や「猫」という言葉をいままで何回聞いてきたのかを。
それはまだきっとあなたが話せないときから、何度も何度も耳にしてきたのだと思います。
そうやって何度も何度も繰り返すから、あなたは「犬」や「猫」という言葉をずっと覚えている記憶にすることができたんです。
さて、勉強の話に戻りましょう。
先ほどから言っていたのは、ずっと覚えている記憶にするためには、繰り返すことが大切だと言ってきました。
これを勉強の話に置き換えましょう。
みなさんはもちろん、2×3の答えは覚えていますよね。もちろん6になりますが、これはずっと覚えている記憶になっているからです。
なぜ覚えていることができるのか、もう忘れないのか。
この2×3は、算数のときに頑張って繰り返しやることで覚えてから、さらに今やっている数学の問題を解くときでも、ずっと繰り返し復習してきたからなんです。
小学校の時に何度も何度も口に出して九九を覚えて、さらにその知識を算数・数学の問題を解くのに使う。この繰り返しで2×3をいったい何回復習してきたか、数え切れないでしょう。
きっと小学校のときに一生懸命かけ算の九九を覚えさせられました。
そしてその後はずっと練習、復習を行ってきたんです。
12×43をするときだって、最初に2×3をするでしょう。
また、方程式を解くときでも、比の問題でも、図形でも、文章題でも、何度も何度も復習してきているんです。
そして、忘れない記憶になっていくんですね。このようにして記憶は定着します。
勉強の本質はこれです。知らなかった知識を定着させるためには、何度も復習することが大切なんです。



















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