41 勉強と作業

勉強と作業
 ここまで何度も復習が重要であることを論じてきましたが、ここでまた、復習に関して注意してもらいたい点があります。それは勉強のやり方に関することです。
 時々、歴史の参考書のあらゆる箇所にマーカーを引いて、下敷きで隠して勉強している人がいます。
そんなに隠して何を思い出すのだろうと不思議に思うこともありました。
ここで注意してもらいたいのは、暗記をする際には、重要なこと、覚えなければならない部分を先に暗記することです。
それを覚えた後に、次に暗記すべきところを増やしていくのです。
欲張って、最初から全部を一気に覚えようとすると、かえって非効率になります。

例えば、歴史に関しては、まずは流れを理解することが重要でしょう。
そして人名などを覚えていき・・・という手順になるのですが、人名とともに、その人のやったことをまるまる覚えようとする人がいます。
もちろん、最終的には、人名を聞いたらその人のやったことを思い出せるように、その人のやったことを聞いたら人名を思い出せるようにと、双方向の理解は必要なのですが、あらゆる箇所を隠して、その両方を思い出そうとすることは非効率になってしまいます。

 それに、その両方が思い出せるのは、隠している前後の部分が鍵になっていて、人名と事柄が関連づけられている訳ではなく、ノートのある部分と人名が関連づけられているだけなのです。
これは暗記教科にありがちな、しかし絶対にやってはいけないミスです。
この方法では成績が上がるのに何年もかかってしまうでしょう。
暗記とはいえ、理解した上で暗記することが重要なのです。

 どのような関連付けから問題を解かなければならないのかを考えましょう。
最終的には、問題文から解答を導くことが、重要なことなのですから、何と何を関連づければいいのかは、よく考えてから、覚えるようにしていきましょう。

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